“がうし”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ガウシ
語句割合
郷士66.7%
格子33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
御家人といふのは天滿宮の祭神の家來筋といふことで、昔から苗字めうじ帶刀を許されて、郷士がうしのやうな格になつてゐた。
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
此の住持じうぢは丹波の郷士がうし大庄屋おほじやうやをつとめた家の二男だが、京に上つて学問がたい計りに両親ふたおや散々さん/″\泣かせたうへで十三の時に出家しゆつけし、六条の本山ほんざんの学林を卒業してから江戸へ出て国書を学び
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
お照さんは歌を二つより持つて来なかつた。今日けふは菊五郎格子がうしの着物も着て来なかつた。お納戸地のあらい井桁の羽織を着て居た。可愛い顔をした人だと今日けふも思つた。
六日間:(日記) (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)