“相侵”の読み方と例文
読み方割合
あいおか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾人いくにんの家族があってもたがい相侵あいおかさないで一家団欒だんらん和気靄々わきあいあいとするようにならなければ政治上の立憲制度も到底円滑に行われんよ。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
この島には神山と称して、古来手をつけない樹林地が広く、しいかし類の老木が無数に繁茂して、年々の食物は保障せられ、人と鼠との社会は相侵あいおかす必要がなくて、久しく過ぎていたらしい。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ねがわくは、相侵あいおかすなく、両国の修交共栄の基礎がここに定まりますように
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)