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櫧
ふりがな文庫
“櫧”の読み方と例文
読み方
割合
かし
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かし
(逆引き)
家
(
うち
)
は直ぐ知れた。平らに
苅
(
か
)
り込んだ
櫧
(
かし
)
の木が高く黒板塀の上に
聳
(
そび
)
えているのが、何かの秘密を蔵しているかと思われるような、外観の陰気な邸であった。
青年
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
越後の奥から信州北部にかけて、
櫧
(
かし
)
の実のうてな、我々がドングリのオワンといい、または戯れて花嫁のごうしなどと呼ぶものを、子供は皆ガンモモといっている。
野草雑記・野鳥雑記:01 野草雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
この島には神山と称して、古来手をつけない樹林地が広く、
椎
(
しい
)
や
櫧
(
かし
)
類の老木が無数に繁茂して、年々の食物は保障せられ、人と鼠との社会は
相侵
(
あいおか
)
す必要がなくて、久しく過ぎていたらしい。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
櫧(かし)の例文をもっと
(3作品)
見る
櫧
部首:⽊
20画
“櫧”を含む語句
櫧帶
白櫧
血櫧
“櫧”のふりがなが多い著者
柳田国男
森鴎外