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ウハナリ
ふりがな文庫
“ウハナリ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:
うはなり
語句
割合
後妻
66.7%
後入妻
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後妻
(逆引き)
葛城部の伝承の主人公なる貴い女性は、採り物の一種、酒杯用の
御綱柏
(
ミツナガシハ
)
を紀伊の国にとりにおいでになつた。其間に、
後妻
(
ウハナリ
)
として
八田若郎女
(
ヤタノワキイラツメ
)
を宮廷に召された。
日本文学の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
多くの女の愛情を、身一つに納める一面には、必、
後妻
(
ウハナリ
)
嫉みが伴うてゐる。万葉人の理想の生活には、此意味から、女の嫉妬をうける事を条件とした様に見える。
万葉びとの生活
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
男には諸向き心を、女には
後妻
(
ウハナリ
)
嫉みを認めてゐたのが、この頃の夫婦関係であつた。
万葉びとの生活
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
江戸より前の武家の家庭では、
後妻
(
ウハナリ
)
うちが頻々と行はれた。誠に今も残つてゐる絵が示す様な、百鬼夜行を見る程な荒い復讎手段であつた。相手の家の雑作調度を、大ぜいで攻めかけて壊して来る。
万葉びとの生活
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ウハナリ(後妻)の例文をもっと
(2作品)
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後入妻
(逆引き)
第一の妻——こなみ——が嫡妻として、若き妻なる
後入妻
(
ウハナリ
)
を夫に近づけまいとする行動又は、その感情を言ふ語である。単なる嫉妬ではない。
日本文学の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
ウハナリ(後入妻)の例文をもっと
(1作品)
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