“のちぞひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
後添76.9%
後妻23.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
岩城いはきさんが某氏の後添のちぞひにあのかたを世話しやうかと思ふと云つておいでになつた時に、私は滑稽なことを云ふ人であると思つて笑つたのでしたが、あの時はあなたもそばにおいでになつて
遺書 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
「越前屋の後添のちぞひの連れ子で、手代のやうに働いてゐる福松といふのが、昨夜兩國橋の上から大川へ投り込まれたんです」
殘つた家族といふのは、十六になる娘のお糸と、六つになる男の子の榮三郎と、一年ばかり前にめとつた後妻のちぞひのお瀧だけ、世間並に考へると、この繼母のお瀧が一番疑はれる地位にあるわけです。