“後添”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
のちぞひ33.3%
のちぞ25.9%
のちぞい18.5%
のちぞえ14.8%
のちぞへ7.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“後添”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.6%
文学 > 日本文学 > 日本文学0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「越前屋の後添のちぞひの連れ子で、手代のやうに働いてゐる福松といふのが、昨夜兩國橋の上から大川へ投り込まれたんです」
お樂と、お樂の後添のちぞひ、——死んだお淺とお菊には繼父けいふに當る彌助——の喜びはいふまでもありません。
後添のちぞいの牧の方は、当然、義理の仲の政子へ、わが子以上の親心をもってのぞもうと努めていた。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私がずっと年下の後添のちぞいの妻であるだけに、それが一層あってよい筈でした。
扉の彼方へ (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
後添のちぞい、後妻、二度目の嫁といっても、何となく古女房のように聞えますが、どうして、間淵と夫婦になった年が、まだ、ほんの十五六。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
主人峰右衛門の後ろに立って居る、青白い四十女は、それは後添のちぞいのお皆というのでしょう。何やら眼顔で、しきりに主人を牽制して居ります。
前様めえさま後添のちぞえにしべえと、分家の旦那様とわしが勧めたけれども、旦那様はかてえから、あんまり歳が違うから村の者へ外聞が悪いというのを、多助さんには叔母さんの事だから、女房に持ったが宜かんべえと
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
藩出身で今はしかるべき地位にある人が、「ちょうどお似合に思われるから、お後添のちぞえに遊ばしたら」とお勧めしたそうでしたが御承知にならず、あや子様は何かと人の口がうるさいからと、たけなす黒髪を切っておしまいになりました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
尤も、怪しい人間は三人ある。一人は主人重兵衞の後添のちぞへで、お倉といふ女、——重兵衞の娘みたいな若作りだが、四十を越してゐるかも知れません。
次の間から入つて來たのは、死んだ主人の後添のちぞへお千世でした。