“後添”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
のちぞひ31.3%
のちぞ28.1%
のちぞい18.8%
のちぞえ15.6%
のちぞへ6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後添のちぞひのお常にいやな眼で見られながら、——それでもようやく伊勢屋の旦那に逢ひ、言ふだけの事は皆んな言つてしまひました。
母親のトミは新太郎が三歳の時病死し、ブウリーは後添のちぞいも貰わず、新太郎の養育に専念して、新太郎が二十一歳の折これも病歿した。
偉大なる夢 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
五十男が今更後添のちぞいを貰って、『高砂やア』も気が引けるし、そうかと言って、高い身の代金を積んで商売女をれるのも知恵が無い。
こうた下女——それもちょいと爪外れの良い年増と、美しい後添のちぞえの女はどんなものか、親分にも見当はつくでしょう。
一人は主人重兵衞の後添のちぞへで、お倉といふ女、——重兵衞の娘みたいな若作りだが、四十を越してゐるかも知れません。