トップ
>
後添
>
のちぞえ
ふりがな文庫
“
後添
(
のちぞえ
)” の例文
劫
(
こう
)
を
経
(
へ
)
た下女——それもちょいと爪外れの良い年増と、美しい
後添
(
のちぞえ
)
の女はどんなものか、親分にも見当はつくでしょう。
銭形平次捕物控:241 人違い殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
藩出身で今は
然
(
しか
)
るべき地位にある人が、「ちょうどお似合に思われるから、お
後添
(
のちぞえ
)
に遊ばしたら」
鴎外の思い出
(新字新仮名)
/
小金井喜美子
(著)
お
前様
(
めえさま
)
を
後添
(
のちぞえ
)
にしべえと、分家の旦那様と
私
(
わし
)
が勧めたけれども、旦那様は
堅
(
かて
)
えから、
余
(
あんま
)
り歳が違うから村の者へ外聞が悪いというのを、多助さんには叔母さんの事だから
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
父は酒も煙草ものまず、勤勉と倹約で一生を押しとおした。九年まえに母が病死したとき、父はまだ四十二歳だったから、
後添
(
のちぞえ
)
の縁談がずいぶんあった。しかし父は首を振った。
あだこ
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
朝田屋の亡くなつた主人の先妻の連れ子でございます——朝田屋の
後添
(
のちぞえ
)
の娘お縫さんとは、兄妹と言つても他人だから、二人を一緒にしてくれと、父親の生きて居る頃頼んださうで御座いますが
銭形平次捕物控:178 水垢離
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
添
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世