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後添
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のちぞい
ふりがな文庫
“
後添
(
のちぞい
)” の例文
五十男が今更
後添
(
のちぞい
)
を貰って、『高砂やア』も気が引けるし、そうかと言って、高い身の代金を積んで商売女を
容
(
い
)
れるのも知恵が無い。
銭形平次捕物控:241 人違い殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
宇平の姉りよは細川
長門守興建
(
ながとのかみおきたけ
)
の奥に勤めていたので、
豊島町
(
としまちょう
)
の細川邸から来た。当年二十二歳である。三右衛門の女房は
後添
(
のちぞい
)
で、りよと宇平とのためには継母である。
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
Hの細君としては、早くもGの
後添
(
のちぞい
)
のことを想像に描いてゐたのかも知れない。
夜の鳥
(新字旧仮名)
/
神西清
(著)
後添
(
のちぞい
)
、後妻、二度目の嫁といっても、何となく古女房のように聞えますが、どうして、間淵と夫婦になった年が、まだ、ほんの十五六。で、ただ一度だけ、その頃、私が、本所で逢った事がある。
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
主人峰右衛門の後ろに立って居る、青白い四十女は、それは
後添
(
のちぞい
)
のお皆というのでしょう。何やら眼顔で、
切
(
しき
)
りに主人を牽制して居ります。
銭形平次捕物控:246 万両分限
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
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後添
(
のちぞい
)
の主人源左衛門は、元は武家で腕に覚えがあるから、私を殺しに来るに違いない——というのだそうで
銭形平次捕物控:282 密室
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「主人の
後添
(
のちぞい
)
と、主人の弟が仲が良きゃ、世間の評判になりますよ、口で何んと言ったって、腹の中は犬と猿じゃありませんか、それにあの辰之助というのは喰えそうも無い男で、人位は殺し兼ねませんよ」
銭形平次捕物控:241 人違い殺人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
添
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世