“であるき”の漢字の書き方と例文
語句割合
出歩行100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つれ兩國りやうごく淺草等あさくさとう又は所々の縁日えんにち熱閙場さかりばへ日毎に出歩行であるき給ひければ自然しぜん下情かじやうに通ず萬端ばんたん如才じよさいなく成給へり程なく一ヶ年もすぎ將監も江戸えど在勤ざいきんの年限はてければ又も徳太郎君を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
芳さん、芳さんの姉様ねえさんがひどくされたようでも困るけれど、男はちったあ男らしく、たまには出歩行であるきでもしないとね、男に意気地いくじがないようで、女房の方でも頼母たのもしくなくなるのよ。
化銀杏 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「フムまた出歩行であるきか、ああ困つたもんだ。己れがてゐることも、お前がそうして苦労するのも、気にならないのかネー、モーかれこれ九時にもなるだらふ、ちよつと行つて呼んでお出で」お袖はハイと応答いらえしが
小むすめ (新字旧仮名) / 清水紫琴(著)