“在勤”の読み方と例文
読み方割合
ざいきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つれ兩國りやうごく淺草等あさくさとう又は所々の縁日えんにち熱閙場さかりばへ日毎に出歩行であるき給ひければ自然しぜん下情かじやうに通ず萬端ばんたん如才じよさいなく成給へり程なく一ヶ年もすぎ將監も江戸えど在勤ざいきんの年限はてければ又も徳太郎君を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ともに連紀州の上屋敷へ到り門番所もんばんしよにて尋ねらるゝ樣此節加納將監殿には江戸御在勤ざいきんなるやといふに門番答へて加納將監樣には三年前死去しきよせられ只今は御子息大隅守殿御家督に候と云ければ一れい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
といてぞはなしける徳太郎君は何となるべきと案じわづらひ給ひしにかくゆるされ蘇生そせいせし心地し這々はう/\ていにて和歌山へ立歸たちかへり此後は大人おとなしくぞなり給ひけるとなんかくて徳太郎君追々おひ/\成長せいちやうまし/\早くも十八歳になり給へり此年このとし加納將監江戸えど在勤ざいきん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)