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聖
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せい
ふりがな文庫
“
聖
(
せい
)” の例文
すると、
聖
(
せい
)
ペテロは
腹
(
はら
)
をたてて、わたしだって、神さまとおなじように、りっぱな土地をつくることができます、と、言ったんだ。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
神さまは
聖
(
せい
)
ペテロさまに、足台はどこへいったのかと、おたずねになりました。しかし、もちろん、聖ペテロさまは知りません。
天国へいった仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
伯夷量何ぞ
隘
(
せま
)
きというに至っては、古賢の言に
拠
(
よ
)
ると雖も、
聖
(
せい
)
の
清
(
せい
)
なる者に対して、
忌憚
(
きたん
)
無きも
亦
(
また
)
甚
(
はなはだ
)
しというべし。
其
(
そ
)
の
擬古
(
ぎこ
)
の詩の一に曰く
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
もしそのひかりの中でならば、人のおごりからあやしい雲と
湧
(
わ
)
きのぼる、
塵
(
ちり
)
の中のただ
一抹
(
いちまつ
)
も、
神
(
かみ
)
の子のほめたもうた、
聖
(
せい
)
なる
百合
(
ゆり
)
に
劣
(
おと
)
るものではありません
めくらぶどうと虹
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
○
再
(
ふたゝび
)
按
(
あんず
)
るに、孔子の
聖
(
せい
)
なるもその
灵
(
れい
)
は
生
(
いけ
)
る時よりも
照然
(
せうぜん
)
として、その
墓
(
はか
)
十里
荊棘
(
けいきよく
)
を生ぜず、鳥も
巣
(
す
)
をむすばず。
関羽
(
くわんう
)
の
賢
(
けん
)
なるも
死
(
し
)
しては神となりて
祈
(
いのる
)
に
応
(
おう
)
ず。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
此
(
こ
)
の
夏
(
なつ
)
はじめの
或
(
あ
)
る
宵
(
よひ
)
のことでした。
築地
(
つきぢ
)
の
聖
(
せい
)
ルカ
病院
(
びやうゐん
)
にK
先生
(
せんせい
)
のお
孃
(
じやう
)
さんをみまひました。
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
いんきんだむしの
附着
(
くつゝ
)
いてる箱は
川原崎
(
かはらさき
)
権
(
ごん
)
十
郎
(
らう
)
の
書
(
か
)
いたてえ……えゝ
辷
(
すべ
)
つて
転
(
ころ
)
んだので忘れちまつた、
醋吸
(
すすひ
)
の三
聖
(
せい
)
格子
(
かうし
)
に
障子
(
しやうじ
)
に……
簾
(
すだれ
)
アハヽヽヽ、おい
何
(
ど
)
うした、
確
(
しつ
)
かりしねえ。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
聖
(
せい
)
Francis
(
フランシス
)
Xavier
(
ザビエー
)
の墓
時
(
とき
)
ふりて
此処
(
ここ
)
にしづまる雪降らぬくに
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
これがチベットで有名な長石で、大きな広庭のある所に着いた。ここまでは馬に乗って来たのですが、さてここにチベットで最も
聖
(
せい
)
とせられ最も崇拝せられるところの
釈迦牟尼仏
(
しゃかむにぶつ
)
の大堂がある。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
すると童子の群が天使のような声で唱和する、『
聖
(
せい
)
なる
主
(
しゅ
)
よ。』……
決闘
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
聖
(
せい
)
なる贖罪の少女達の手で授けて下さった、あの薔薇の花が
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
聖
(
せい
)
マリヤ君にまめなるはした
女
(
め
)
と
壇
(
だん
)
に
戒
(
かい
)
えむ日も夢みにし
恋衣
(新字旧仮名)
/
山川登美子
、
増田雅子
、
与謝野晶子
(著)
そは
永久
(
とこしへ
)
の
聖
(
せい
)
なる自然、
汝
(
なれ
)
を
此世
(
このよ
)
に呼びたればなり。
母
(旧字旧仮名)
/
アダ・ネグリ
(著)
われも亦
聖
(
せい
)
なる
宴
(
うたげ
)
に
列
(
つらな
)
りて、わが歡樂は飮みほしぬ
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
そしてそれが極度に
聖
(
せい
)
であった。私は眼を瞑った。
生と死との記録
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
聖
(
せい
)
なるちからには
春鳥集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
いいかい、
神
(
かみ
)
さまが世界をおつくりになっていた時のことだぜ。神さまが、その仕事をなさっているところへ、
聖
(
せい
)
ペテロが通りかかったんだ。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
○
再
(
ふたゝび
)
按
(
あんず
)
るに、孔子の
聖
(
せい
)
なるもその
灵
(
れい
)
は
生
(
いけ
)
る時よりも
照然
(
せうぜん
)
として、その
墓
(
はか
)
十里
荊棘
(
けいきよく
)
を生ぜず、鳥も
巣
(
す
)
をむすばず。
関羽
(
くわんう
)
の
賢
(
けん
)
なるも
死
(
し
)
しては神となりて
祈
(
いのる
)
に
応
(
おう
)
ず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
聖
(
せい
)
ペテロさまは、
仕立屋
(
したてや
)
さんをもとのように、天国の門のそとにつれていかなければなりませんでした。
天国へいった仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
黙
(
だま
)
つて人の
云
(
い
)
ふことを聞け、
醋吸
(
すすひ
)
の三
聖
(
せい
)
は
結構
(
けつこう
)
でございます、なれども
些
(
ち
)
と
御祝儀
(
ごしゆうぎ
)
の席には向きませんかと
存
(
ぞん
)
じます、
孔子
(
こうし
)
に
老子
(
らうし
)
、
釈迦
(
しやか
)
は
仏
(
ぶつ
)
だからお
祝
(
いは
)
ひの席には
掛
(
か
)
けられませんと
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
種
(
たね
)
は
聖
(
せい
)
なり。これ
凡
(
すべて
)
なり、力なり、光なり、愛なり。
母
(旧字旧仮名)
/
アダ・ネグリ
(著)
聖
(
せい
)
アンドレアスの晩に、わたしの御亭主になる人を
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
聖
(
せい
)
なる
地
(
つち
)
の安らけき
兒等
(
こら
)
の姿を見よやとて
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
下
恋恋恋
(
れんれんれん
)
、
恋
(
こい
)
は
金剛不壊
(
こんごうふえ
)
なるが
聖
(
せい
)
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
聖
(
せい
)
ペテロさまはかわいそうになって、
仕立屋
(
したてや
)
さんのために、門をほんのすこしあけてやりました。仕立屋さんは、そのすきまから、やせほそったからだをすべりこませました。
天国へいった仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
先
(
まづ
)
此方
(
こちら
)
へと、
鑑定
(
めきゝ
)
をして
貰
(
もら
)
ふ
積
(
つも
)
りで、
自慢
(
じまん
)
の
掛物
(
かけもの
)
は
松花堂
(
しやうくわだう
)
の
醋吸
(
すすひ
)
三
聖
(
せい
)
を見せるだらう、
宜
(
よ
)
い
掛物
(
かけもの
)
だ、
箱書
(
はこがき
)
は
小堀
(
こぼり
)
権
(
ごん
)
十
郎
(
らう
)
で、
仕立
(
したて
)
が
慥
(
たし
)
か
宜
(
よ
)
かつたよ、
天地
(
てんち
)
が
唐物緞子
(
からものどんす
)
、
中
(
なか
)
が
白茶地
(
しらちやぢ
)
の
古金襴
(
こきんらん
)
で。
にゆう
(新字旧仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
聖
(
せい
)
なる
飢
(
うゑ
)
は
正法
(
しやうぼふ
)
の
永
(
なが
)
くつゞける
殺生業
(
せつしやうごふ
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
聖
(
せい
)
なる愛の
御庫
(
みくら
)
を畏み守れり。
ファウスト
(新字新仮名)
/
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(著)
“聖”の意味
《名詞》
(ひじり)徳の高い僧侶に対する敬称。
(ひじり)ある技能に極めて長けている人。
(ひじり)布教、勧進又は仏具販売のために諸国を遊行する下級の僧侶。
(出典:Wiktionary)
“聖”の解説
聖(ひじり)とは、日本において諸国を回遊した仏教僧をいう。その語源は仏教伝来以前の民間信仰の司祭者とされ、特にこれを指して民俗学上では「ヒジリ」とも表記される。
(出典:Wikipedia)
聖
常用漢字
小6
部首:⽿
13画
“聖”を含む語句
聖像
神聖
聖母
聖天
聖人
聖徒
聖経
聖者
聖代
聖霊
聖僧
聖歌
川路聖謨
小聖堂
聖書
聖護院
聖天町
聖堂
転輪聖王
聖林
...