“小堀”の読み方と例文
読み方割合
こぼり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぐいと大川からこっちへ切りこんでいる小堀こぼりのかどの出っ鼻に、なるほど於加田と書いたあんどんが、ゆらめく水に灯影ほかげを宿して見えました。
まづ此方こちらへと、鑑定めきゝをしてもらつもりで、自慢じまん掛物かけもの松花堂しやうくわだう醋吸すすひせいを見せるだらう、掛物かけものだ、箱書はこがき小堀こぼりごんらうで、仕立したてたしかつたよ、天地てんち唐物緞子からものどんすなか白茶地しらちやぢ古金襴こきんらんで。
にゆう (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ああ、そう言えばこの界隈かいわいには小堀こぼりとか云う不良少年があってね、……」
春の夜 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)