“キヨ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:きよ
語句割合
22.2%
22.2%
11.1%
11.1%
11.1%
11.1%
11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キヨこ。きっと言へ。きりき、きゝりき、きやまのきんのくそ。
三郷巷談 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
さうして心静かに、神道宗教の上に、キヨい啓示を待つばかりです。
神道の新しい方向 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
黒ずんだり、薄暗く見えたりした隈が、次第に凝り初めて、明るい光明の中に、胸・肩・頭・髪、はつきりと形をゲンじた。白々といだ美しい肌。キヨく伏せたまみが、郎女の寝姿を見おろして居る。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
氣短く思はないで、ナホアカキヨく力強い歌を産み出す迄の、あさましい「ハヽクニ」の姿を見瞻つて、共にあくうざずの叫びを擧げて頂きたい、と願ふのです。
茂吉への返事 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
今度摂津の国の一の谷で討死した人々には越前の三位通盛薩摩の守忠教但馬守経政若狭守経俊淡路守清房尾張守キヨ貞備中守師盛武蔵守知章蔵人大夫成盛大夫敦盛十人と云う事である。
ところが、此歌などになると、少しキヨしてゐる様な歌口である。病的ではあるが、一種の単純化はある。かうした点も、彼の、他人と違ふ処から来るのであらう。
過ぎたるは、猶及ばざるが如しで、中門廊の場の、随身ズヰジンキヨをとらせての登場・退場など、此が、頼朝と、政子との間の子だらうか、と思はれる位でした。
芝居に出た名残星月夜 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)