“妣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はは50.0%
ハヽ42.9%
7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
導かれて行くにいまだ一周忌にも到らざれば、冢土ちょうど新にしていまだ碑碣ひけつを建てず。かたわらなるはは某氏の墓前に香華を手向たむけて蓮久寺を出づ。
礫川徜徉記 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
私は、大正九年の春の国学院雑誌に「ハヽが国へ・常世トコヨへ」と言ふ小論文を書いた。其考へ方は、今からは恥しい程合理式な態度であつた。
信太妻の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
年二十。こう既ニ亡シ。マサニ遺命ヲ奉ジテ遊学セントスルヤ、コレヲ戒メテ曰クワガ門なかゴロ𡉏やぶル。なんじまさニ勉学シテ再興スベシ。然ラザレバワレ汝ヲ子視セジト。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)