“いさぎよ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:イサギヨ
語句割合
79.4%
18.8%
0.6%
0.6%
潔浄0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
またいかに他人が自分をうとんじても、我はあくまでも自らおもんじて、所信をつらぬくという、みずからいさぎよしとするところがなければならぬ。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
情のために道を迂回うかいし、あるいは疾走し、緩歩し、立停りゅうていするは、職務に尽くすべき責任に対して、渠がいさぎよしとせざりしところなり。
夜行巡査 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
当藩主池田侯は隠れなき名君と聞き及べども、まことの武士をかんがみるの明なく、我れこれに仕うるをいさぎよしとせず。即ちかえって侯に捧ぐるに暇を以てす。世人批判を誤ることなかれ。
備前名弓伝 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
かくいさぎよきものの、いかなれば愚昧ぐまい六四貪酷どんこうの人にのみつどふべきやうなし。今夜こよひ此のいきどほりを吐きて年来としごろのこころやりをなし侍る事のうれしさよといふ。
「さりながらただしき者はその道を堅く保ち、手の潔浄いさぎよきものはますます力を得るなり」とある。これを英語改訂聖書において
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)