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袒
ふりがな文庫
“袒”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ぬ
30.8%
ヌ
23.1%
かたぬ
23.1%
はだ
15.4%
はだぬぎ
7.7%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぬ
(逆引き)
「青年小説家の泰斗」たる「谷崎氏」が旧友のために一と肌
袒
(
ぬ
)
いで金を作つてやつたと云ふ風に、私ばかりがひどく器量を上げてゐるのである。
青春物語:02 青春物語
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
袒(ぬ)の例文をもっと
(4作品)
見る
ヌ
(逆引き)
此
日本
(
ヤマト
)
の國の人とは思はれぬ。だが、自分のまだ知らぬこの國の
男子
(
ヲノコヾ
)
たちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。
金色
(
コンジキ
)
の鬣、金色の髮の豐かに垂れかゝる片肌は、白々と
袒
(
ヌ
)
いで美しい肩。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
袒(ヌ)の例文をもっと
(3作品)
見る
かたぬ
(逆引き)
衣服を
袒
(
かたぬ
)
ぎながら、関羽は
瘡
(
きず
)
を病んでいる
片臂
(
かたひじ
)
を医師の手にまかせ、なお右手では碁盤に石を打っていた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
袒(かたぬ)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
はだ
(逆引き)
袴は普通のもので、めいめいの
単衣
(
ひとえもの
)
を
袒
(
はだ
)
ぬぎにして腰に垂れ、浅黄または
紅
(
あか
)
で染められた唐草模様の
襦袢
(
じゅばん
)
(?)の上に、舞楽の衣装のようなものを
襲
(
かさ
)
ねていた。
綺堂むかし語り
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
袒(はだ)の例文をもっと
(2作品)
見る
はだぬぎ
(逆引き)
電車が馬返まで通じたので、
大平
(
おほたひら
)
まで上つて行く嶮しい舊道は、今は都會の人達に取つて丁度好い山路になつた。かれ等は
袒
(
はだぬぎ
)
になつたり、尻端折りをしたりして面白がつて登る。
日光
(旧字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
袒(はだぬぎ)の例文をもっと
(1作品)
見る
袒
漢検1級
部首:⾐
10画
“袒”を含む語句
偏袒
左袒
袒裼
偏袒右肩
左袒方
片袒
臂袒
袒免
“袒”のふりがなが多い著者
釈迢空
石井研堂
南方熊楠
折口信夫
谷崎潤一郎
岡本綺堂
吉川英治
田山花袋