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ふりがな文庫
“
袒
(
ヌ
)” の例文
此
日本
(
ヤマト
)
の國の人とは思はれぬ。だが、自分のまだ知らぬこの國の
男子
(
ヲノコヾ
)
たちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。
金色
(
コンジキ
)
の鬣、金色の髮の豐かに垂れかゝる片肌は、白々と
袒
(
ヌ
)
いで美しい肩。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
此
日本
(
ヤマト
)
の國の人とは思はれぬ。だが、自分のまだ知らぬこの國の
男子
(
ヲノコヾ
)
たちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。
金色
(
コンジキ
)
の鬢、金色の髮の豐かに垂れかゝる片肌は、白々と
袒
(
ヌ
)
いで美しい肩。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
此
日本
(
ヤマト
)
の国の人とは思はれぬ。だが、自分のまだ知らぬこの国の
男子
(
ヲノコゴ
)
たちには、あゝ言ふ方もあるのか知らぬ。
金色
(
コンジキ
)
の鬢、金色の髪の豊かに垂れかゝる片肌は、白々と
袒
(
ヌ
)
いで美しい肩。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
黒ずんだり、薄暗く見えたりした隈が、次第に凝り初めて、明るい光明の中に、胸・肩頭髮、はつきりと形を
現
(
ゲン
)
じた。白々と
袒
(
ヌ
)
いだ美しい肌。淨く伏せたまみが、郎女の寢姿を見おろして居る。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
、
釈迢空
(著)
黒ずんだり、薄暗く見えたりした隈が、次第に凝り初めて、明るい光明の中に、胸・肩・頭・髮、はつきりと形を
現
(
ゲン
)
じた。白々と
袒
(
ヌ
)
いだ美しい肌。淨く伏せたまみが、郎女の寢姿を見おろして居る。
死者の書
(旧字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
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黒ずんだり、薄暗く見えたりした隈が、次第に凝り初めて、明るい光明の中に、胸・肩・頭・髪、はつきりと形を
現
(
ゲン
)
じた。白々と
袒
(
ヌ
)
いだ美しい肌。
浄
(
キヨ
)
く伏せたまみが、郎女の寝姿を見おろして居る。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
袒
漢検1級
部首:⾐
10画
“袒”を含む語句
偏袒
左袒
袒裼
偏袒右肩
左袒方
片袒
臂袒
袒免