“頭角”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とうかく83.3%
あたま16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皆若い人たちで暗く長い私の文運つたなかりし頃の人たちと違って、もう一年か二年で頭角とうかくを現わしたはなやかな人たちばかりであった。
落合町山川記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
なんの頭角とうかくも現わしていない高氏だったが、しかし、前執権ぜんしっけん(——彼の妻登子の兄北条守時は七月七日退職、新たに北条茂時が執権職につく)の義弟君おととぎみとして
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ソレはそれとしてその後私は大阪に行き、是れまで長崎で一年も勉強して居たから緒方でも上達がすこぶる速くて、両三年のあいだに同窓生八、九十人の上に頭角あたまを現わした。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)