“陶品”の読み方と例文
読み方割合
せともの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
陶品せともののビンからいだ飲み物が女の手から渡された。謙作ははしを置いてそれを口にした。と、謙作の前にははなやかな世界が来た。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
その途端とたんに扉のきしる音がして入った者があった。それは白い前垂まえだれをしたわかい女が盆の上に瓢箪ひょうたんの形をした陶品せともののビンを載せ、それに小さなあしの長いコップをえて持って来たところであった。
港の妖婦 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)