“陶冶”の読み方と例文
読み方割合
とうや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平民たりとも武事を好む者はその才芸器量に応じすべて士族となす事、全国男子の風教はいわゆる武士道をもって陶冶とうやする事
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
教育は人格を陶冶とうやする方法であるが、人格を陶冶するにはその被教育者の投ぜられたる特殊の境遇事情に適応することを必要とするのである。
彼は知己の感を以て、その子弟を陶冶とうやせり、激励せり、彼は活ける模範となりて、子弟にさきだちて難にじゅんぜり。否な、子弟のために難にじゅんぜり。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)