“佞辯”の読み方と例文
新字:佞弁
読み方割合
ねいべん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
扨も内記殿は左仲が樣子佞辯ねいべん奸智かんち曲者くせものと見て取り大いにあやしまれけれ共まづ一ト通り事をたゞして見んと思はれ猶又左仲にむかひ其方儀家の支配を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
あくまであざむく長庵が佞辯ねいべん奸智かんち極惡ごくあくたとふるに物なしと後にぞ思ひ知られけり十兵衞はあに長庵がたくみのありとは少しも知らず然樣さやうならば頂戴いたゞきますとおのれが出たる三兩を再び胴卷どうまきの金と一しよ仕舞込しまひこむ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
扨も檢使にはかゝり合の者一同召連めしつれて北の番所へ(幕府ばくふの頃は町奉行兩人有てみなみきたと二ヶ所に役宅やくたくあり)かへりしかば中山出雲守殿へ檢使の次第を言上いひあげ且夫々の口書を差出さしいだしけるに出雲守殿も長庵が佞辯ねいべん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)