“佞官”の読み方と例文
読み方割合
ねいかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かれは幕府のびょうにいながら、大奥にも威力をもって両棲の佞官ねいかんだ。そして天下の弊風と百害はかれの施政から招かれているといっていい
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
これはもと都の大官童貫どうかんの邸で家庭教師をしていた者で、根ッからの佞官ねいかん型であるうえに、着任いらいは、私腹を肥やし、権勢をかさに着
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
主上はまだ御年おんとしもいとけなくおわすがゆえ、おそらくは佞官ねいかんのみだりなる言に惑わされたものであろう。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)