“佞物”の読み方と例文

読み方	割合
ねいぶつ	100.0%

ねいぶつ

では、陸謙（りっけん）と一しょのにやけ男は、富安（ふあん）という野幇間（のだいこ）だろう。やつは、高家の御曹司の腰巾着（こしぎんちゃく）といわれている佞物（ねいぶつ）。だがその二人が遥々（はるばる）、なにしにこの滄州（そうしゅう）へやってきたのか

新・水滸伝 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

ただ市之丞のような佞物（ねいぶつ）は、焼いても飽き足らぬ佞物だが……

夏虫行燈 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

「佞物（ねいぶつ）。どこへ行く気か」

新・水滸伝 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

佞	漢検1級 部首:⼈ 7画
物	常用漢字 小３ 部首:⽜ 8画