“ねいぶつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
佞物50.0%
佞仏25.0%
侫仏25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ市之丞のような佞物ねいぶつは、焼いても飽き足らぬ佞物だが……
夏虫行燈 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
西行の出家の動機を「世の佞仏ねいぶつ流行に乗じて、自己保身を目的とした一つの利欲だ」と崇徳院にののしらせ、また、崇徳院の保元の乱を「わたくしの戦で、人道でない」と
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
世に「白河の侫仏ねいぶつ政治」といわれたほど、さきの白河天皇は、仏事にふけり、高野への行幸は四回、熊野へ八回、伽藍がらんの建立や、諸寺へ寄せた仏像仏画、七宝塔小塔などのことは、一代