“陸謙”の読み方と例文
読み方割合
りっけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豹身ひょうしん低く、短槍の一せんまた一閃、富安を突き刺し、あっというまに管営の大きな図う体も串刺くしざしにしてしまい、つづいて雪の中を逃げまろぶ陸謙りっけんの影へ向って
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
高家のがわにも、手ぬかりがありました。副官陸謙りっけんの手紙が林家にあったのを、てまえが握っています。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その結果、こう御曹司の横恋慕がかびあがった。そして彼をめぐる取巻き連の陸謙りっけん富安ふあんなどという阿諛佞奸あゆねいかんやからが、巧みに林冲を陥穽かんせいに落したものとわかってきた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)