“しおどめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汐留83.3%
汐止11.1%
汐溜5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それぞれの汐留しおどめには、軍艦がはいっていました。それらは、こうして近くへきてみれば、さっき空から見たときよりも、ずっと大きくこわそうに見えました。
虎の門そとのつじかごをひろい、汐止しおどめの橋から木挽町へ出て、築地のほうへ向った。まさか山村座ではあるまい。こう思いながら、半之助はふと、ついこのあいだ見た、茶屋の出来ごとが眼にうかんだ。
山彦乙女 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
汐溜しおどめから出て三十間堀さんじっけんぼりの堀割を通って来る小さな石油の蒸汽船、もしくは、南八丁堀みなみはっちょうぼり河岸縁かしぶち
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)