“おれら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
乃公等25.0%
俺等25.0%
己等25.0%
我等25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ソレに遠慮会釈も糸瓜へちまるものか、颯々さっさ打毀ぶちこわしてれ。ただ此処で困るのは、たれこれを打毀すか、ソレに当惑して居る。乃公等おれらは自分でその先棒さきぼうになろうとは思わぬ。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「それにもう芸を仕込んで行く奴等は、今ごろは、もうとっくに行っているから、俺等おれら、何も芸しなくたって、酒と餅にゃあ大丈夫ありつけるさ。」
手品 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
「奉公やかい。」と、源作は、一寸冷笑を浮べて、むしむしした調子で、「己等おれら一代はもうすんだようなもんじゃが、あれは、まだこれからじゃ。 ...
電報 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
何にも知らないからし、老婆ばばあも、我等おれらと一所に働いた奴だ。人に悪事は饒舌しゃべるまい。惜くも無し、心配も無いが、高田の業突張ごうつくばり、大層怒ってな。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)