“わしら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ワシラ
語句割合
私等66.7%
俺等16.7%
儂等12.5%
我等4.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……私等わしらまた油断ゆだんなく奥様おくさま行衛ゆくゑさがしますだで、えら、こゝろくるはさつしやりますな。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
工風くふうの無えこともねえ、私等わしらどうせ遊んでゐるで、渡して上げずか。伊良湖なら新居へ行かずに、この先の浜へ着けりや好いだ」
伊良湖の旅 (新字旧仮名) / 吉江喬松(著)
その様な生命いのちはの、殿、殿たちの方で言うげな、……やみほうけた牛、せさらぼえた馬で、私等わしらがにも役にも立たぬ。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
が、小店だと、相手が越後の国蒲原郡何村かんばらごおりなにむらの産の鼻ひしゃげか何かで、私等わしらが国さでと、未だ国訛くになまりが取れないのになる。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
下腹したはらへうむとちかられるだ。雨露あめつゆしのぐなら、私等わしら小屋こやがけをしてしんぜる。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
途中さまざまのひまざえで、じじいどのもむかっぱらじゃ、秋谷鎮座の明神様、俺等わしら産神うぶすなへ届け物だ、とずッきり饒舌しゃべると、
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「それはわしほうからいふ言葉ことばでさあ。こうして此處こゝうまれて此處こゝでまた俺等わしらです。一つたび土産みやげはなしでもきかせてくれませんか」
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
「へえ、林檎林が出来るか。だが、この界隈かいわいぢや昔から林檎つてことは聞かないな、俺等わしら地方はうにやかないんぢやないかね。なあにさ、そりや、どうせ旦那衆だんなしゆうの道楽だから何だつて構はないやうなもののな。」
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
どこにおちても俺等わしらへる
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
「だが、さうなつたら、俺等わしらはどういふ事になるんだ?」と、最初皺嗄声の男と話し合つてゐた中央まんなかの男が、麻紐あさひもで腰へ下げてある竹のへらもちのやうにへばり着いてゐる鍬の土を払ひ落しながら、幾らか気になると云つたやうにたづねた。
新らしき祖先 (新字旧仮名) / 相馬泰三(著)
「いよいよ賑かになりましたな。斯うなると儂等わしらの家も、どうもあのままじゃ置けねえようですよ。目障りで……」
都会地図の膨脹 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
物心がつきだすと、あれの気持は儂等わしらからどんどん離れて行ってしまいました。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
儂等わしら親子おやこ三人の外に、女中が一人。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
其処そこけては我等わしらふなぢや。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)