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吾等
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われら
ふりがな文庫
“
吾等
(
われら
)” の例文
少年
(
せうねん
)
の
指
(
ゆびさ
)
す
方
(
かた
)
を
眺
(
なが
)
めると
如何
(
いか
)
にも
大變
(
たいへん
)
!
先刻
(
せんこく
)
吾等
(
われら
)
の
通※
(
つうくわ
)
して
來
(
き
)
た
黄乳樹
(
わうにうじゆ
)
の
林
(
はやし
)
の
中
(
あひだ
)
より、
一頭
(
いつとう
)
の
猛獸
(
まうじう
)
が
勢
(
いきほい
)
鋭
(
するど
)
く
現
(
あら
)
はれて
來
(
き
)
たのである。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
パリス
何
(
いづ
)
れも
名譽
(
めいよ
)
の
家柄
(
いへがら
)
であらせらるゝに、
久
(
ひさ
)
しう
確執
(
なかたがひ
)
をなされたはお
氣
(
き
)
の
毒
(
どく
)
な
儀
(
ぎ
)
でござった。
時
(
とき
)
に、
吾等
(
われら
)
が
申入
(
まうしい
)
れた
事
(
こと
)
の
御返答
(
ごへんたふ
)
は?
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
座頭
(
ざとう
)
申
(
まを
)
すやう、
吾等
(
われら
)
去年
(
いぬるとし
)
、
音
(
おと
)
にきゝし
信濃
(
しなの
)
なる
彼
(
か
)
の
木曾
(
きそ
)
の
掛橋
(
かけはし
)
を
通
(
とほ
)
り
申
(
まを
)
すに、
橋杭
(
はしぐひ
)
立
(
た
)
ち
申
(
まを
)
さず、
谷
(
たに
)
より
谷
(
たに
)
へ
掛渡
(
かけわた
)
しの
鉄
(
てつ
)
の
鎖
(
くさり
)
にて
繋
(
つな
)
ぎ
置
(
お
)
き
申候
(
まをしさふらふ
)
。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
たとえて見れば(彼方を指して)あの沙の小高くなっている蔭になって
一寸
(
ちょっと
)
、黒い木立の頭が覗いていたとする。
吾等
(
われら
)
は、何とも思っていない。
日没の幻影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ラインハルト合唱団の「
吾等
(
われら
)
病める足を持ちて
雄々
(
おお
)
しくも急げり」(第七八番)(J八六四〇)、以上二枚は傑出したレコードと言えるだろう。
楽聖物語
(新字新仮名)
/
野村胡堂
、
野村あらえびす
(著)
▼ もっと見る
銀色
(
ぎんいろ
)
の
薔薇
(
ばら
)
の花、人間の夢の香爐にも譬ふべき
薔薇
(
ばら
)
の花、
吾等
(
われら
)
の心臟を取つて煙にしてお了ひ、
僞善
(
ぎぜん
)
の花よ、
無言
(
むごん
)
の花よ。
牧羊神
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
みな罪悪である。
吾等
(
われら
)
の心象中
微塵
(
みじん
)
ばかりも善の
痕跡
(
こんせき
)
を発見することができない。この世界に行わるる吾等の善なるものは
畢竟
(
ひっきょう
)
根のない木である。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
幽霊船に近よるな、
吾等
(
われら
)
は……? 人間よりもおそろしい……? ——これが、丸尾技士の遺書だった。
幽霊船の秘密
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
ほぼ同年頃の
吾等
(
われら
)
の子供等と比べると
眉宇
(
びう
)
の間にどことなしに浮世の波の反映らしいものがある。膝の上にはどうも西洋菓子の折らしい大きな紙包みを載せている。
初冬の日記から
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
かくて、
吾等
(
われら
)
二人は、
過来
(
すぎこ
)
し
方
(
かた
)
をふりかへる旅人か。また暮れ
行
(
ゆ
)
く今日の
一日
(
ひとひ
)
を思ひ返して、燃え
出
(
いず
)
る同じ心の
祈祷
(
きとう
)
と共に、その手、その声、その魂を結びあはしつ。
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
おかしさはこれのみならず、余は今日二時間ばかりにて十五里歩みぬ、またおかしからずやと云えば、亭主、否々、
吾等
(
われら
)
は
老
(
おい
)
たれども二時間に三十里はあゆむべしと云う。
突貫紀行
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
という意味は、この世に居る
吾等
(
われら
)
は
綴錦
(
つづれにしき
)
の裏側に住んでるようなもんじゃという意味です。
サレーダイン公爵の罪業
(新字新仮名)
/
ギルバート・キース・チェスタートン
(著)
吾等
(
われら
)
は世界に
唯
(
たつた
)
一つの健康を与へて
呉
(
く
)
れる戦争を歌はうと思ふ。
茶話:01 大正四(一九一五)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
汽車
(
きしや
)
が
大磯
(
おほいそ
)
を
出
(
で
)
ると
直
(
す
)
ぐ(
吾等
(
われら
)
二人
(
ふたり
)
ぎりになつたので)
湯ヶ原ゆき
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
満島
(
みちしま
)
にわたりて遊ぶ
人等
(
ひとら
)
ゆく月に照らされ
吾等
(
われら
)
もい
往
(
ゆ
)
く
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
吾等
(
われら
)
も
喫驚
(
びつくり
)
して
其方
(
そなた
)
を
振向
(
ふりむ
)
くと、
此時
(
このとき
)
、
吾等
(
われら
)
の
立
(
た
)
てる
處
(
ところ
)
より、
大約
(
およそ
)
二百ヤード
許
(
ばかり
)
離
(
はな
)
れた
森
(
もり
)
の
中
(
なか
)
から、
突然
(
とつぜん
)
現
(
あら
)
はれて
來
(
き
)
た
二個
(
ふたり
)
の
人
(
ひと
)
がある。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
マーキュ
何
(
なん
)
ぢゃ、
調子
(
てうし
)
を
合
(
あは
)
せて?
吾等
(
われら
)
を
樂人扱
(
がくにんあつか
)
ひにするのか?
樂人扱
(
がくにんあつか
)
ひに
爲
(
す
)
りゃ、
耳
(
みゝ
)
を
顛覆
(
でんぐりかへ
)
らする
音樂
(
おんがく
)
を
聞
(
きか
)
す。
準備
(
ようい
)
せい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
吾等
(
われら
)
の祖先及びその時代の人が、
曾
(
かつ
)
て子供を寝かし付ける時に、こういう自然の
声調
(
せいちょう
)
をなした。
単純な詩形を思う
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
宗垣
(
そうえん
)
、
陳性善
(
ちんせいぜん
)
、
彭与明
(
ほうよめい
)
は死し、何福は
遁
(
のが
)
れ走り、
陳暉
(
ちんき
)
、
平安
(
へいあん
)
、
馬溥
(
ばふ
)
、
徐真
(
じょしん
)
、
孫晟
(
そんせい
)
、
王貴
(
おうき
)
等、皆
執
(
とら
)
えらる。平安の
俘
(
とりこ
)
となるや、燕の軍中歓呼して地を動かす。曰く、
吾等
(
われら
)
此
(
これ
)
より安きを
獲
(
え
)
んと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
嗚呼
(
をこ
)
なる
哉
(
かな
)
、
吾等
(
われら
)
晝寢
(
ひるね
)
してもあるべきを、かくてつれ/″\を
過
(
すご
)
すにこそ。
逗子だより
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
次に前論士は
吾等
(
われら
)
の世界に於ける善について述べられた。
ビジテリアン大祭
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
吾等
(
われら
)
忽
(
たちま
)
ちに寒さの闇に
陥
(
おちい
)
らん。
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
死神
(
しにがみ
)
が
吾等
(
われら
)
の
婿
(
むこ
)
、
死神
(
しにがみ
)
が
吾等
(
われら
)
の
嗣子
(
あとつぎ
)
、
此上
(
このうへ
)
は
吾等
(
われら
)
も
死
(
し
)
んで
何
(
なに
)
もかも
彼奴
(
あいつ
)
に
與
(
く
)
れう、
命
(
いのち
)
も
財産
(
しんだい
)
も
何
(
なに
)
もかも
死神
(
しにがみ
)
めに
與
(
く
)
れませうわい。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
弦月丸
(
げんげつまる
)
の
運命
(
うんめい
)
は
最早
(
もはや
)
一
分
(
ぷん
)
、二
分
(
ふん
)
、
甲板
(
かんぱん
)
には
殘
(
のこ
)
る
一艘
(
いつそう
)
の
端艇
(
たんてい
)
も
無
(
な
)
い、
斯
(
か
)
くなりては
今更
(
いまさら
)
何
(
なに
)
をか
思
(
おも
)
はん、せめては
殊勝
(
けなげ
)
なる
最後
(
さいご
)
こそ
吾等
(
われら
)
の
望
(
のぞみ
)
である。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
吾
漢検準1級
部首:⼝
7画
等
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
“吾等”で始まる語句
吾等の