トップ
>
過来
ふりがな文庫
“過来”の読み方と例文
読み方
割合
すぎこ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すぎこ
(逆引き)
かくて、
吾等
(
われら
)
二人は、
過来
(
すぎこ
)
し
方
(
かた
)
をふりかへる旅人か。また暮れ
行
(
ゆ
)
く今日の
一日
(
ひとひ
)
を思ひ返して、燃え
出
(
いず
)
る同じ心の
祈祷
(
きとう
)
と共に、その手、その声、その魂を結びあはしつ。
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
貫一もこれを
入
(
い
)
りて、
余所
(
よそ
)
ながら
過来
(
すぎこ
)
し
厨
(
くりや
)
に、酒の
香
(
か
)
、物煮る
匂頻
(
にほひしき
)
りて、奥よりは絶えず人の通ふ
乱響
(
ひしめき
)
したる、来客などやと覚えつつ、畔柳が詰所なるべき
一間
(
ひとま
)
に導かれぬ。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
ぬしありながら
岐道
(
ふたみち
)
かけて、瀬十郎ぬしと浅からず、
契
(
ちぎ
)
りし罪の報い来て、いける地獄に堕ちにけん、世に薄命なる
女子
(
をなご
)
はあれども、わが身に増るものあるべしやと、
過来
(
すぎこ
)
しかたを胸にのみ
大菩薩峠:29 年魚市の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
過来(すぎこ)の例文をもっと
(3作品)
見る
過
常用漢字
小5
部首:⾡
12画
来
常用漢字
小2
部首:⽊
7画
“過”で始まる語句
過
過失
過去
過日
過般
過言
過敏
過程
過越
過誤
検索の候補
過般来
過日来
出来過
過現来
“過来”のふりがなが多い著者
尾崎紅葉
中里介山
永井荷風