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耳盥
ふりがな文庫
“耳盥”の読み方と例文
読み方
割合
みみだらい
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みみだらい
(逆引き)
……続くと、
一燭
(
いっしょく
)
の電燈、——これも行燈にしたかったと言う——
朦朧
(
もうろう
)
として、茄子の牛が
踞
(
うずくま
)
ったような
耳盥
(
みみだらい
)
が黒く一つ、真中に。
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
その下で八十の彼女は、日ごとに、六ツ折りの
裾
(
すそ
)
に絵をかいた
障子屏風
(
しょうじびょうぶ
)
を
廻
(
めぐ
)
らし黒ぬりの
耳盥
(
みみだらい
)
を前におき、残っている歯をお歯黒で染めた。
旧聞日本橋:03 蕎麦屋の利久
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
円座に着きながら、ふと見ると、無地の銀
屏風
(
びょうぶ
)
が一
隅
(
ぐう
)
にめぐらしてあり、そこに鏡立と、
耳盥
(
みみだらい
)
や
剃刀
(
かみそり
)
などがそなえてあった。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
耳盥(みみだらい)の例文をもっと
(15作品)
見る
耳
常用漢字
小1
部首:⽿
6画
盥
漢検1級
部首:⽫
16画
“耳”で始まる語句
耳
耳朶
耳許
耳目
耳語
耳門
耳環
耳面刀自
耳障
耳元
“耳盥”のふりがなが多い著者
中里介山
吉川英治
長谷川時雨
山本周五郎
久生十蘭
岡本かの子
泉鏡花
芥川竜之介