“環状”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんじょう66.7%
わなり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
帝都の外郭がいかくにそっと環状かんじょうを描いて走る省線電車は、窓という窓をすっかり開き時速五十キロメートルの涼風りょうふう縦貫じゅうかんさせた人工冷却フォースド・クーリングで、乗客の居眠りを誘った。
省線電車の射撃手 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは二、三十メートル前方に見えてきた環状かんじょうになっている吊り橋だった。そこには、四方からのびてきた吊り橋が、丸い環状の吊り橋をささえているのだった。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
指環ゆびわの台は純金であったが、環状わなりに並べた九つの小粒の真珠の真ん中に、一つの大きな真珠があり、倉持家の定紋に造られたもので
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)