“まさつら”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:マサツラ
語句割合
正行90.5%
正貫4.8%
正連4.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すわとばかりに正行まさつら正朝まさとも親房ちかふさの面々きっ御輿みこしまもって賊軍をにらんだ、その目は血走り憤怒ふんぬ歯噛はがみ、毛髪ことごとく逆立さかだって見える。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
棠軒の書を託した阿部は阿部正貫まさつらである。己巳席順の「百八十石、家扶、阿部小重郎、四十三」と同人であらうか。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
此書が二月二十三日の棠軒の書に答へたものなることは、説明をたずして明である。棠軒の書を齎した阿部正貫まさつらは、福山より東京に至り、直に又東京より福山に帰つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
身不肖ながら大泉伴左衞門橘の正連まさつら、楠家相傳の軍學を教へ、あはせて劍術を指南して、世間からは由井正雪の二代目であるなどとも噂されてゐるが
正雪の二代目 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)