“こんじやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コンジヤウ
語句割合
紺青48.8%
根性32.6%
今生14.0%
根生4.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
徐大盡じよだいじん眞前まつさきに、ぞろ/\とはひると、くらむやうな一面いちめんはじ緋葉もみぢもゆるがごとなかに、紺青こんじやうみづあつて、鴛鴦をしどりがする/\と白銀しろがねながしてうかぶ。
画の裡 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
最も貧困なものが人の軒に立つて物乞ひするを恥ぢないと同じ根性こんじやうだ。自分の面目を忘れてしまふ樣に、子供の爲めに亭主の存在を無視するのだ。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
二十餘年の御恩の程は申すもおろかなれども、何れのがれ得ぬ因果の道と御諦おんあきらめありて、なが御暇おんいとまを給はらんこと、時頼が今生こんじやうの願に候
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
根生こんじやうまがりの、ひねつこびれの、どんもりの、はッかけの、嫌やな奴め、這入つて來たら散々といぢめてやる物を、歸つたは惜しい事をした、どれ下駄をお貸し、一寸見てやる
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)