“ゴロツキ”のいろいろな漢字の書き方と例文

ひらがな：ごろつき

(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。

自分の嬶（かかあ）と、その間男（まおとこ）をした界隈切っての無頼漢（ゴロツキ）を叩き斬って、八ツになる友太郎を一人引っ抱えたまま、着のみ着のままで故郷を飛出して爆弾漁業者（ドン）の群に飛び込んだという熱血漢だ。

爆弾太平記 (新字新仮名) ／夢野久作(著)

借金するもせんも勝手ぢや、あまりお前の様な浮浪者（ゴロツキ）に云つて貰はぬわい。勉強は勝手にするがよいわ。今迄さうして遣つたので結構ではないか。

なりふりだって破落戸（ゴロツキ）みたいだし、お金はないしね、そんな奴に対手になる女なんて一人もいはしなかったんだよ。

蜜のあわれ (新字新仮名) ／室生犀星(著)

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