“破戸”の読み方と例文
読み方割合
やれど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうだ、そうだ。長屋のかかにお情もくそもあるものか。自惚うぬぼれちゃいけねえ。」とすさんだ口調で言い、がたぴし破戸やれどをあけて三人を招き入れ
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)
満身の汗は、寝衣ねまき湿うるおしていた。破戸やれどの隙間洩る白い光は如月きさらぎあけに近い残月であった。
剣の四君子:04 高橋泥舟 (新字新仮名) / 吉川英治(著)