“いるまがわ”の漢字の書き方と例文
語句割合
入間川100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
狂言「入間川いるまがわ」に、入間言葉のさかさまごとの滑稽から、自分で川の深みにはまり込んだ大名だいみょうが、「諸侍しょざむらい」に欲しくも無い水をくれた程に、「成敗せいばいするぞ」と大威張りに威張ったところがある。
その三日目、輿の列はまだやっと、武蔵国むさし比企郡の低い山すそ道を、入間川いるまがわの方へさして行くのが小さく見られていたにすぎない。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そこは入間川いるまがわ高麗川こまがわの二水にはさまれていて、幾ツもの低い岡や静脈のごとき支流の水や、同じような土橋や藪畳やぶだたみや森や池や窪地の多いため、ここへ足を入れた旅人は
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)