癸亥みづのとゐ)” の例文
持統天皇はその御願を継いで即位二年無遮むしゃ大会だいえを設け給い、同十一年「癸亥みづのとゐ公卿くぎやう百寮、仏眼ほとけのまなこあらはしまつる。をがみを薬師寺に設く」(書紀)。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
甲子きのえねより癸亥みづのとゐに至る六十年の氣を序して論じて居るものや、凡そかくの如き所謂運氣論といふものは、皆其時に某氣行はるゝとして信じたる世の論である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)