“みずのとい”の漢字の書き方と例文
語句割合
癸亥100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
癸亥みずのといの年の密勅の件からはじまったこんどの事でも、杉永がつねに私の意見を支持したため、われわれ同志の者の行動はよく一致し、離反者などは一人も出さずに済みました。
失蝶記 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
外交機密を写取る文久三年癸亥みずのといとしは一番やかましい歳で、日本では攘夷をするとい、又英の軍艦は生麦一件につい大造たいそうな償金を申出もうしだして幕府に迫るとう、外交の難局と云うたらば
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
例は幾らも挙げられようが、八重山群島の西表いりおもて節祭シツマツリのごときも、やはり稲の生産期の境目さかいめに行われる大祭で是は旧暦七、八月中の癸亥みずのといから三日間で、その第二日目の甲子の日が最も重要であった。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)