“壬生部”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ミブベ40.0%
にうべ20.0%
にぶべ20.0%
みぶべ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
歌の中、鎮魂の古式に関係の遠いものは、叙事詩及び其系統に新しく出来た、壬生部ミブベ名代部ナシロベ子代部コシロベの伝へた物語から脱落したものである。
数多かった壬生部にうべの氏々・村々も、だんだん村の旧事を忘れていって、御封ミブという字音に結びついてしもうた。
水の女 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
大后いはの比賣の命の御名代みなしろとして、葛城部かづらきべを定めたまひ、また太子ひつぎのみこ伊耶本和氣の命の御名代として、壬生部にぶべを定めたまひ、また水齒別の命の御名代として、蝮部たぢひべを定めたまひ
まず心に浮ぶのは最初の記録に散見する御名代みなしろ壬生部みぶべまれには乳部にゅうぶとも書かれたもの、壬も乳も今ならばN子音だが、久しくミブまたはミブベとむ習いになっている。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)