“じんじゆつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
仁術50.0%
壬戌50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
欺き五十兩の金をばかたり取たくみと云を打聞うちきゝ長庵は兩眼をくわつとむき出し目眦まなじり逆立さかだて形相かたちを改め這は聞にくき今の一言此長庵をかたりなどとは何事ぞや我等は仁術じんじゆつ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
又此長庵に白状せよと言て仕舞しまへのとは何事ぞ某しに於ては何もいふことはない如何樣人間の命を取ほど有て不屆ふとゞきの奴なり此長庵は人をたすくる仁術じんじゆつに此世を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
助ける仁術じんじゆつ渡世とせいにて陰徳いんとく有ば陽報やうはうありとの古語も當に成ず口惜く候とひとごとを云を越前守殿おのれ此上は眼に物見せんと少しくいかりの色をあらはされしかば一同の者は顏を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
以上を清常系の人物として、これに別本に見えてゐる慧光の實母を加へなくてはならない。即ち深川靈岸寺開山堂に葬られたと云ふ「華開生悟信女けかいしやうごしんによ、享和二年壬戌じんじゆつ十二月六日」
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)