“がてん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
合点93.2%
合點6.4%
我点0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「それで話が演説調になるのだ、形式的になるのだ、あの厭な上目を使うのは、祈祷をする時の表情だ」と時雄は心の中に合点がてんした。
蒲団 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
さすれば生きてあるものでないから、思慮分別に渉ることがない。そこで生死の二つあるものでないと合點がてんの心が疑はぬと云ふものなり。
遺教 (旧字旧仮名) / 西郷隆盛(著)
自分のはなしに身がって笑うのだと我点がてんしたと見えて赤い頬に笑靨えくぼをこしらえてケタケタ笑った。
倫敦消息 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)