“うなづき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
點頭22.2%
宇奈月22.2%
首肯22.2%
合點11.1%
11.1%
默頭11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
くしじようさまにもぞおよろこ我身わがみとても其通そのとほりなり御返事おへんじ屹度きつとまちますとえば點頭うなづきながら立出たちいづまはゑんのきばのたちばなそでにかをりて何時いつしつき中垣なかがきのほとりふきのぼる若竹わかたけ葉風はかぜさら/\としてはつほとゝぎすまつべきなりとやを
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
昨日は黒部峡谷の秋色を探るために宇奈月うなづき温泉で一泊したが、宴会や何かでひどく盛つてゐた、けれど今日の列車は殆ど空つぽで、私は一人悄然と下車した。
念仏の家 (新字旧仮名) / 小寺菊子(著)
クス/\笑ふものある中に篠田は首肯うなづき
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
ひとへに御頼み申なりと言ければすけ十郎は合點うなづき何樣なにさま御尤も至極なれば早々郷右衞門お島ともに申合せ取計ふべけれども御兄弟を救ひ出せし上御二方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
檢査あらためて書付などよまれ何か心に合點うなづき仔細しさいあれ追々おひ/\吟味ぎんみに及ぶとて一同下られ小間物屋こまものや町内ちやうないあづけ吉三郎旅僧は入牢申付られけりさて翌日よくじつ大岡殿吉三郎を呼出し其の方彌々いよ/\菊と密通みつつういたしてくしかんざし
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
栗山問ふて曰く、綱目を読みしや否や、答へて曰く未だこと/″\く読む能はずと雖も只其大意を領せりと。嗚呼唯大意を領せりの一句即ち襄が終身の読書法也。栗山うなづきて曰く可也。
頼襄を論ず (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
左樣さういふてれねばうれしうい、流石さすがをとこぴき、そのくらゐかんがへつてれるであらう、るほどるほどと面白おもしろくも默頭うなづきやうをくさ、美尾みをかゝさんそのやうなことふてくださりますな
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)