“忙牙長”の読み方と例文
読み方割合
ぼうがちょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
忙牙長ぼうがちょうはおうっと吠えて、またがっている怪獣の尻をぴしっとかわでなぐった。馬ではなく、それは大きな角を振り立てて来る水牛であった。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なに、糧道を断ったと。何のために、れはその守りに立っているのか。木像め、——忙牙長ぼうがちょうを呼べ、忙牙長を」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「中国の人間どもは、孔明孔明とみな怖れるが、この孟獲の眼から見れば、一匹の象、一匹の牝豹めひょうにも足りない。いわんやその下の野狐城鼠やこじょうそどもをや。——やい、忙牙長ぼうがちょう、あいつをつぶせ」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)