“風神”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふうしん33.3%
ジルフス33.3%
ゼフィロス33.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
云うまでもなく、中世の錬金道士パラツェリストが仮想していた、元素精霊エレメンタリー・スピリットには違いない。そして今までは、水精ウンディヌスと扉を開いた水、風神ジルフスと倍音演奏——と云っただけの、云わば要素的な符合しか判ってはいなかったのだ。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
太陽はアルプスの巓を赤紫色に染めて、ようやくその向うへ沈もうとしている、漫々たる海面うなづらは青色から濃い灰色に変り、はるかなるフレエジュの山の上に薄黒い雲が徂来するのは、多分今夜、西北風ミストラルでもってこのリヴィエラ一帯を吹き荒らそうとする風神ゼフィロスの前芸なのであろう。