“風神（ゼフィロス）” の例文

漫々たる海面（うなづら）は青色から濃い灰色に変り、はるかなるフレエジュの山の上に薄黒い雲が徂来するのは、多分今夜、西北風（ミストラル）でもってこのリヴィエラ一帯を吹き荒らそうとする風神（ゼフィロス）の前芸なのであろう。

ノンシャラン道中記：03 謝肉祭の支那服　――地中海避寒地の巻―― (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)

“風神”の意味

《名詞》
風神 (ふうじん)

風の神。
(出典:Wiktionary)

“風神”の解説

風の神/風神（かぜのかみ）とは、第1義には、風を司る神でありkb_風の神、その日本語名称、さらに言えば大和言葉に基づく名称である。同様の存在を漢語では中国語でも日本語でも「風神（日本語読み：ふうじん）」「風伯（日本語読み：ふうはく）"kb_風伯"」「風師（日本語読み：ふうし）"kb_風師"」といい、日本ではシナツヒコ"kb_級長津彦命"や風三郎/風の三郎（かぜのさぶろう）"kb_風の三郎"および風の又三郎（かぜのまたさぶろう）などが、中国では飛廉（いて座）や箕伯がこれに該当する神の一種といえる。
第2義には、風邪を流行らせる日本の疫病神を指すkb_風の神。
(出典:Wikipedia)

風	常用漢字 小２ 部首:⾵ 9画
神	常用漢字 小３ 部首:⽰ 9画