“転調”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
モデュラシオン50.0%
モジュレエション50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
始まりの大きい和音（アコード）の上にオーボエとクラリネットとがそのゆるやかな夢想を繰りひろげ、転調（モデュラシオン）の影がそこをよぎる。ピアニシモ（最弱音）で弦の顫えが高まる。これこそ森である。
ベートーヴェンの生涯：06 付録　ベートーヴェンへの感謝 (新字新仮名) ／ ロマン・ロラン(著)
馴らされたイデーのこのような多様化（multiplication）と——（それらは聴く者にリトムの鉄槌打と幻覚に憑かれた反覆と、そしてオーケストラの色づけおよび転調（モデュラシオン）の肉感的燃焼とを ...
ベートーヴェンの生涯：06 付録　ベートーヴェンへの感謝 (新字新仮名) ／ ロマン・ロラン(著)
子守歌は不可思議極まる装飾音の中で跳ね廻り、随所で奔放自在な転調（モジュレエション）を行ないながらようやく最後の静止音までたどり着いた。
ノンシャラン道中記：03 謝肉祭の支那服　――地中海避寒地の巻―― (新字新仮名) ／ 久生十蘭(著)