“転生”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うまれかわ27.3%
てんしょう27.3%
うまれかわり18.2%
うまれがわり9.1%
テンジヤウ9.1%
パリンゼネシス9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かく赫耀（かがやき）ながら幾度も転生（うまれかわ）る中、梵授王の世に、婆羅尼斯城の婬女に生まれ賢善と名づけ、顔容端正人の見るを楽（よろこ）ぶ。ところで予（かね）て王の舅（しゅうと）と交通した。
十二支考：03　田原藤太竜宮入りの話 (新字新仮名) ／ 南方熊楠(著)
が、それをいちいち説明していると話が長い。しかし、トニカク、唐（から）天竺（てんじく）へ転生（てんしょう）したわけではない。
大菩薩峠：40 山科の巻 (新字新仮名) ／ 中里介山(著)
仏法に関係のある斯ういう痣、宝塔だの白象だの斯ういう痣を体に持っている少年を、迷信深かい長老共は仏陀の転生（うまれかわり）だと妄信して噠𡃤喇嘛に迄（まで）押し立てる。
喇嘛の行衛 (新字新仮名) ／ 国枝史郎(著)
加之（そのうえ）拙者本来八岐大蛇の転生（うまれがわり）で、とかく四、五升呑まぬと好い考えが付かぬが、妻がかれこれ言うから珍しく禁酒中で、どうせ満足な竜の起原論は成るまいが、材料は夥（おお）くある故
十二支考：03　田原藤太竜宮入りの話 (新字新仮名) ／ 南方熊楠(著)
神——及び仏——の流離転生（テンジヤウ）を説くものゝ、種々な形の変化である。さうして、其が近代ほど貴人となり、又理想的雛男となり易るだけであつた。
唱導文学：――序説として―― (新字旧仮名) ／ 折口信夫(著)
紀元一千九百二十九年の春といふに、転生（パリンゼネシス）に肖た日のかがやきがわたしにきた。いはば暁のそれのやうに。湖畔の生活は暮れて、道しるべは東方をゆびざす。
希臘十字 (新字旧仮名) ／ 高祖保(著)