“転寝”のいろいろな読み方と例文
旧字:轉寢
読み方割合
うたたね84.6%
うたゝね12.8%
ごろね2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余りにりきっている生命へ、暢々のびのびと、天然放縦のわがままを与えて、酒ものみ、転寝うたたねもし、書も読み、画筆ももてあそび、欠伸あくびもしたりして
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
絶体絶命、主人公は悶絶する自分の声に驚いて目を覚ますと、波斯小説の上に頬杖をついて転寝うたゝねをしてゐる中、頬杖がはづれて目がさめたと云ふはなしである。
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
一緒にかたまって転寝ごろねをしているんですから、かりに猛獣が来ても、野蛮人が来ても、ほかの者にさとられないようにそっと一人をさらって行くということは、よほど困難の仕事で
麻畑の一夜 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)