“近郊”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きんこう42.9%
きんかう14.3%
きんごう14.3%
ちかく14.3%
プロヴァンス14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こと發端ほつたんは、明治十三年めいじじゆうさんねん二月二十二日にがつにちじゆうににち横濱よこはまならびにその近郊きんこうおいて、煉瓦煙突れんがえんとつならび土壁どへき小破損しようはそんしようぜしめた地震ぢしんにある。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この時、近郊きんかう殺戮さつりくしたる白人はくじん一揆いつき
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大根の時節に、近郊きんごうを散歩すると、これらの細流のほとり、いたるところで、農夫が大根の土を洗っているのを見る。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
東京芝白金の近郊ちかく谷峡たにが三つ寄つた所がある。そこは、あちらもこちらも滴る許りの緑翠みどりで飾られて居るので唯谷間の湿つぽい去年の稲の株がまだかやされて居ない田圃だけに緑がない。
アルルの近郊プロヴァンスに近い平坦な野原に朦朧とたたずむ橄欖オリーブ矮林わいりんのそばを轟々ごうごうたる疾駆を続けてゆく。